テレビやネット、SNSなどでよく耳にする「ピラティス」という言葉。
ピラティスは今から140年前ほどにドイツで誕生したエクササイズです。
姿勢を改善したり、怪我を予防するなどの効果が期待でき、第一次世界大戦中には戦争で負傷した兵士のリハビリに活用されていました。
こう聞くと、「ピラティスはきつそう…」と思うかもしれませんが、今日はピラティスは本当にきついのか、どのくらいきつくて一般の人には難しいエクササイズなのかなどについて解説します。
運動不足を解消したい人やピラティスに興味のある人はぜひ最後までお読みください。
そもそも「ピラティス」とは?
冒頭でも述べた通り、ピラティスはドイツ発祥の元々はリバビリ目的で考案されたエクササイズです。
ドイツの理学療法士ジョセフ・ピラティス氏によって開発され、彼の名前がそのままつけられています。
現代では、ピラティスはスポーツ選手の身体能力向上やモデルの姿勢改善、ダイエット、そして一般の人の健康維持や脳痛改善など幅広い目的で行われています。
ピラティスの主な効果は以下の通り、
・体幹を鍛え姿勢を改善
・インナーマッスルを強化し基礎代謝を向上
・ストレス解消でリラックス効果
・睡眠の質アップ
・生活習慣病の改善
など
非常に多くの健康効果があり、20~70代と幅広い年齢層におすすめのエクササイズになります。
ピラティスはきついのか
「ピラティス=きつい」とイメージする人は多いです。
それはピラティスの誕生した経緯や体幹やインナーマッスルを鍛えるなどいかにもハードなトレーニングを連想されるような文言があるからでしょう。
しかし、結論をいうと、ピラティスは決してきつくありません。
ピラティスがきつくない理由
ピラティスがきつくない理由を順番に解説します。
対象は老若男女
ピラティスを行う人の年齢層を見てもわかる通り、年齢に関係なくできるのがピラティスです。
若い人よりも当然60~70代の人の方が心肺機能や筋肉量は低下していますので、きつく感じるはずですが皆さん続けています。
トレーナーがついている
ピラティスを始める人の多くがスクールなどに通うはずです。
そこには専門的な知識を持ったトレーナーがおり、エクササイズのやり方や呼吸法、ポーズなどあらゆることを一から指導してくれます。
あなたにとって無理のない範囲で指導してくれますので安心できます。
筋トレではない
ピラティスはあくまでもエクササイズですので、重いダンベルなどを担いで行う筋トレとは異なります。
筋トレのような無酸素運動は息ができないほど追い込み、心拍数も大きく上昇しますが、ピラティスはそのようなことはありません。
もちろんエクササイズですので汗をかいたり、疲れを感じることはありますが、「きつい…無理」と感じるほどの強度ではありません。
それでもピラティスがきついと感じたら
ここまで、ピラティスはきついのかについて解説してきましたが、基本的に心配するほどきつくはありません。
ただし、人によってはそうとは限らず、ピラティスで重点的に鍛えるインナーマッスルは深層部の筋肉であり、表層部の筋肉と異なり普段の生活であまり使うことはありません。
そのため、始めた頃は特に筋肉痛が出ることがあり、数日間痛みを感じることがあります。
また、運動経験が全くない人にとっては体を動かすこと自体に慣れておらず、ピラティス特有の動きに対してやや難しいと感じる可能性はあります。
でも、そのような人であってもピラティスのスクールやクラスには先に述べたトレーナーがいますし、初心者向けのプログラムなどを選べばあなたのレベルや健康状態に合わせて指導をしてくれます。
ピラティスは継続することでその効果を実感できますので、最初から無理をせず、長い目で通うようにするといいでしょう。
まとめ
今日は、今話題のエクササイズ「ピラティス」について解説しました。
世界中で行われているピラティスですが、その人口は1000万人以上といわれています。
誰でも始めやすくその効果を実感しやすい健康法として大きく注目されています。
今はキッズピラティスや妊婦を対象にしたピラティスなどがあり、今後もその人気は止まることはないでしょう。