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腰用アシストスーツの比較の仕方

“導入に失敗しない”3つの事前チェックポイント

腰用アシストスーツを導入すれば、身体的負担が軽減されたり、作業効率が向上したりと、働く現場へのさまざまな効果が期待できます。ただ、それは適切に導入すればの話。スペックや価格だけで選ぶのではなく、導入を見込む現場でアシストスーツが効力を本当に発揮できるのか、きちんとポイントを踏まえて、事前にチェックしておくことが大切です。今回はそのチェックポイントを紹介するとともに、さまざまな種類の腰用アシストスーツの比較の仕方についても解説します。

アシストスーツの比較

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目次  

 

アシストスーツとは?  

そもそもアシストスーツとは

装着することで、動作の際の装着者の身体的負荷を低減するものです。パワードウェア、パワースーツ、パワードスーツとよばれることもあります。 
最近では、特に作業支援用途での普及が進んでいます。また、サポートする部位では腰タイプが多く、他にも腕や脚を補助するタイプもあります。
腰に関わる悩みを持つ人は多く、大きな社会問題となっています。その解決手段の1つとして、荷物の“持ち上げ”や“持ち下げ”のときにかかる腰への身体的負担の軽減を目的に腰用アシストスーツは開発されています。
 

腰用アシストスーツの効果

つらい現場作業で腰をアシストすることにより、装着者の身体的負担を低減します。その結果、次のような効果が期待できます。
▶ 疲労軽減による就労体制の維持、離職の抑制
▶ 離職、配置転換に伴う新人採用、教育のコストの抑制
▶ 職場のイメージアップによる就労希望者の増加
▶ 作業効率のアップ

 

“導入に失敗しない”
3つの事前チェックポイント

腰用アシストスーツの導入に失敗しないためには、まず、導入を見込む現場の環境などを事前にチェックする必要があります。ここではその中から特に重要な3つのポイントを解説します。 これらの項目はATOUNが5年以上にわたり腰用アシストスーツの導入を支援してきた経験および導入後のヒアリングやアンケートなどに基づいております。

① 荷物の高さと作業姿勢
~そもそも腰用アシストスーツが有効か?~

 
まず、確認したいのは荷物の高さと作業の姿勢です。腰用アシストスーツが効果を発揮するのは荷物を床付近からの腰高さ程度に持ち上げ下げする作業です。腰を大きく曲げている状態から荷物を持ち上げる際や荷物をそっと下ろす際には腰に負担がかかります。

また、腰よりも低い位置の対象物に対して、腰を曲げながら行う作業にも有効です。例えば、農業での定植作業や物流でのパレタイズなどが当てはまります。このような作業時には、体は中腰姿勢となり腰に大きな負荷がかかります。

一方、荷物を扱う高さが腰より上の場合、腰を深く曲げることがほとんどありません。このような作業では、腰用アシストスーツが有効ではないことも少なくなく、腕アシスト機能(後述)を併用するなどします。
 

作業高さと姿勢
 

② 作業頻度と継続時間
~作業は連続していて長時間か?~

作業頻度と継続時間もチェックすべきポイントです。“毎日の作業”や“月に数回だけど、毎回ひたすら続く”ような頻度の高い作業、1回の継続時間が数時間におよぶような作業では、腰用アシストスーツが特に効果を発揮します。

電動タイプ(後述)ならば、バッテリー持続時間も確認し、作業時間に応じて、予備バッテリーの必要性も検討しましょう。お昼休憩中に充電することで、予備バッテリーが不要となる場合もあります。
 

作業頻度と時間

③移動の有無
~アシストスーツが“動き”を邪魔しないか?~

 
作業に移動を伴うかどうかもチェックすべきポイントです。一つの場所にとどまる定点作業であれば、荷物の上げ下げを支えるアシストがあれば事足ります。が、例えば、荷物を持ち上げ、それを持ったまま歩いて別の場所で下ろすなどの移動を伴う作業の場合は、荷物の上げ下げとは異なる「歩行を妨げないための制御」が必要となります。

この機能もしくはモードがアシストスーツに設定されていないと、意図しないアシストが体に加わって動きを阻害され、作業効率が落ちたり、不快感を持ったりしがちです。その結果、「作業員が装着を嫌がり、せっかく導入したのに、結局使わなくなった」という声もあります。

このような作業で必要となってくるのは、“動作モードの切り替え”です。残念ながら、非電動タイプ(パッシブタイプ)の腰用アシストスーツには、この「歩行」のモードを備えているものはほとんど見られませんが、電動タイプ(内部にセンサーやモーターが使われているアクティブタイプ)の中には、この機能を搭載している製品もあります。ただモードを切り替えるだけでなく、歩行・持ち上げ・持ち下げの姿勢を検出し、モードを自動で切り替えることで、一連の作業をスムーズにサポートします。
 

 
移動を伴う作業か?

各種腰用アシストスーツの
正しい比較の仕方

現場のチェックポイントを踏まえ、どうやって腰用アシストスーツを選べばいいでしょうか? ここでは、導入する製品を選ぶために必要なポイントを紹介します。

①  フレームタイプ(外骨格タイプ)とフレームレスタイプ(サポータータイプ)の比較

腰用アシストスーツには、構造の面で大きく分けて2つの種類があります。外骨格のような固いフレームを持つものを「フレームタイプ」または「外骨格タイプ」、フレームがないものを「フレームレスタイプ」、「サポータータイプ」などと呼びます。

フレームタイプ(外骨格タイプ)は、フレームを使ってアシスト力をしっかりと装着者の体に伝えます。フレームレスタイプ(サポータータイプ)は、フレームがなくコンパクトな外観ですが、その分、アシストする効果は弱くなります。
 
どちらのタイプを使用するのか、それは扱う荷物の重量を1つの基準に比較するといいでしょう。一般的には、数kg程度の軽い荷物の場合は、フレームレスタイプのアシストスーツでも、ある程度の効果が期待できますが、10kgを超えるような重い荷物の場合は、フレームタイプのアシストスーツが適しています(ケースによって多少異なります)。
※アシストスーツはあくまで人間の動作をサポートするものです。本来の能力を超えて、そもそも持つことができない重い荷物を持てるようにサポートするものではない、ということはご注意ください。

フレームタイプ

②電動タイプと非電動タイプの比較

腰用アシストスーツは、動力の面でも2つに分類されます。センサーで動作を検出し、コンピューター制御によりモーターを動かすバッテリー駆動の「電動タイプ」(アクティブタイプと呼ばれることもあります)と、バネやゴムなどの弾力を利用する「非電動タイプ」(パッシブタイプと呼ばれることもあります)」です。

電動タイプは、電子制御により、必要なときに必要な力のアシストを行うことができるほか、荷上げや荷下げ、歩行などの動作に対し、自動モード切り替え機能が搭載されており、さまざまな動作・作業をスムーズに支援します。

動力源として使用するバッテリーの駆動時間はメーカーや作業内容にもよって異なります。例えば、ATOUN MODEL Yではメーカー想定作業で連続稼働時間は約4時間です。

非電動タイプは、ある一方向のアシスト力で荷上げと荷下げに対応し、価格面で安価なことが魅力です。ただ、電子制御や自動モード切り替え機能がないぶん、着用者の動きに細やかに対応してはおらず、慎重な動きを要する作業や、荷物を保持したまま移動したりといった作業には適していません。

電力を用いないためバッテリーの交換は不要ですが、使用前に空気を注入するなどの準備を要するものもあります。

電動と非電動

③ 腕の補助機能があるかどうか?

腰だけでなく腕を補助する機能が備わっていることも重要なポイントです。腰が楽になると、次に負担を軽減したくなるのは、腕です。腰用アシストスーツを着けているときに、腕に負担がかかっているのは以下のシチュエーションです。

  ・荷物を持ち上げる
  ・荷物を持ち上げたまま歩いて運ぶ

特に重い荷物を抱えて運ぶ際には、腰への負担ではなく、腕への負担が課題になります。また、腰の高さ以上にある荷物を取り出す作業では腕アシストが有効なケースもあります。

例えば、ATOUN MODEL Yでは追加ユニット「+ kote」によって、腰に加えて腕もアシストすることで、作業負担の大幅な軽減を期待できます。
 

腕の補助機能について

パワードウェアATOUN MODEL Yとは?  

あうんの呼吸で人間のパワーを引き出す、ウェアのように軽い「着るロボット」をATOUNでは「パワードウェア」と分類し、腰用のアシストスーツとしてはATOUN MODEL Yを提供しています。ここでは、プロフェッショナルとしての作業精度も求められるタフな現場で人気が高い、腰用アシストスーツ「ATOUN MODEL Y」を紹介します。

パワードウェアATOUN MODEL Y

大企業から中小企業、個人事業主まで。
物流・工場・建設など幅広い業界で導入されています。

株式会社JALグランドサービスでは、あらゆるアシストスーツを比較検討された結果、MODEL Yを採用いただきました。羽田空港・成田空港に始まり、現在では福岡・札幌・伊丹にも展開され、35台が導入されています。富士山の山道整備や物流の現場、工場での入出庫、お米屋さんのような小規模な重労働の現場にも導入されています。
 

導入実績

装着者と現場の多様性を考慮したデザイン  

現場では、荷上げや荷下ろしの他、荷物を持っての移動や中腰姿勢での作業など、型通りではない多様な動きが求められます。そのやり方や動き方も一様ではなく、体格や動作の癖なども人それぞれです。そうした“多様性”に対して、センサーで動きを読み取り、動作の要となる腰部に適切なサポートを行うのがMODEL Y。それに加えて、ワイヤー技術を用いて腕の動作をサポートするのがMODEL Y + koteです。
屋外での使用も想定し、防塵防水にも対応しています。年齢も性別も体格も異なる人達が使用することから、着脱の方法がわかりやすいリュック型を採用し、フィット具合をベルトで調整できるようにするなどデザイン・仕様面にも配慮しています。



これらのことが評価され、2020年には、パワードウェア「ATOUN MODEL Yシリーズ」はIAUD国際デザイン賞2020で金賞を受賞しました。
審査員からは 「腰痛やけがによる経済的、社会的影響は労働者、雇用主、そして私たちの健康医療サービスにとって容認できないほど大きくなっています」「この製品(MODEL Yシリーズ)はけがの主な原因と仕事関連の病気や障害の重要な原因の解消に貢献しています」との評価をいただきました。  

▼ 2020年12月21日 プレスリリース
“パワードウェア ATOUN MODEL Y シリーズ” が「IAUD国際デザイン賞2020 金賞」を受賞
https://atoun.co.jp/releases/iaud/
https://atoun.co.jp/wp-content/uploads/2020/12/atoun_release_20201221.pdf

 

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