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アシストスーツは、現場だけで有効なのか!?
―導入で得られる4つの劇的な経営効果―

荷さばきや重い物を扱う作業現場で、採用が進むアシストスーツ。アシストスーツは作業者の身体にかかる負荷を軽減するものとして注目を集めていますが、では装着そのものの効果や波及する効果はどれほどなのでしょうか? この記事では、作業現場の視点に加えて、アシストスーツを導入することで劇的にもたらされる経営効果についても解説します。

目次  

 

ATOUN MODEL Yシリーズで現場改善をはじめてみませんか?

まずは、資料をダウンロード・お問い合わせください。

そもそもアシストスーツとは?

 
人が装着することで、動作の際の身体的負荷を低減するものです。パワードウェア、パワースーツ、パワードスーツ、パワーアシストスーツなどとよばれることもあります。特に作業支援用途での普及が進んでいますが、サポートする部位では腰タイプが多く、他にも腕や脚を補助するタイプもあります。
 
アシストスーツはあくまでも“サポートをする 道具ですから、今まで 30kgの重さの物しか持てなかった方が、アシストスーツを装着することで 60kgの重さの物を持てるようになるわけではありません。 30kgの物を持った時の筋肉の負担を低減するものです。
 
アシストスーツ
 

アシストスーツの分類と特徴
 

 
一口にアシストスーツと言ってもモーターで動くもの、空気圧で動くもの、サポーターのように巻いて身体の圧を高めるものなど、様々な種類があります。
大まかに、電気(バッテリー)を使用しない「非電動タイプ」と電気(バッテリー)を使用する「電動タイプ」の2種類に別けられます。

アシストスーツ非電動と電動タイプ

 

電動タイプと非電動タイプの違い

  非電動タイプ 電動タイプ  
価格 安価 比較的高価
重さ 軽い 比較的重め
防水 水濡れOK 防水性のあるもの以外は水濡れNG
アシスト力の調整 装着者に合わせたアシスト力の調整ができないor難しい アシスト力の調整がボタン操作で可能
動き周りやすさ アシストが必要ない姿勢・動作でも常にアシストが働き動作の妨げになる アシストしたい動作(中腰姿勢や持ち上げ動作)の時だけアシストされる
バッテリー バッテリーは不要だが、使用前に空気を注入するなどの準備を要するものもある バッテリーを充電する必要がある
 
「非電動タイプ」と「電動タイプ」の大きな違いは、必要なとき以外にもアシストが働くか、必要なときにだけアシストが働くかです。
たとえば腰用アシストスーツでは、持ち上げ╱持ち降ろしや中腰姿勢のときはアシストが必要ですが、歩行や荷物を取るためにしゃがむ動作のときは必要ありません。むしろ動作の妨げとなってしまいます。
「電動タイプ」はこれらの動作をセンサーなどで判断して、必要なときにだけ自動的にアシストしてくれます。
一方、「非電動タイプ」ではどのような動作姿勢でも常にアシストがONの状態。そのため、しゃがみにくい、歩きづらい場面が生まれます。この場合、アシストスーツの一部もしくは全部を外したり、アシストをOFFにするために空気を抜いたりする手間がかかります。

アシストスーツの効果が期待できる条件

 
弊社の提供する腰用アシストスーツ「ATOUN MODEL Y」シリーズがアシストできる作業姿勢や効果を特に発揮する作業条件は次のとおりです。
 
姿勢

  • 地面から重量物を持ち上げる・地面へ降ろす
  • 中腰姿勢で続ける作業

 
重さ

  • 一人が10~30kg程度の荷物を扱う作業

 
作業量

  • 継続して20分以上行う
  • 一日に100個程度以上の荷物を扱う
床からの持ち上げ
中腰作業

身体にかかる負荷は、どれくらい低減する?

 

「ATOUN MODEL Y」(腰アシスト)

着用者の腰の動きに追従してギアが回転し、太腿を後ろへ引く力と背中から上体を引き上げる力の相乗効果でアシストします。重量物の持ち上げ/持ち降ろしときに腰部の筋肉の負担軽減が期待されています
 

「ATOUN MODEL Y+kote」(腰アシスト+腕アシスト)

腰のアシストはそのままに、指先のセンサーを操作すると、「MODEL Y」上部に搭載されたモーターがリストホルダーに取り付けたワイヤーを巻き取り、手首を引き上げることで腕へのアシストも発揮します。腰部の筋肉だけでなく、腕の筋肉の負担軽減が期待されています。
では、具体的にどの程度負担が軽減されるのでしょうか?
2つの手法を用いて定量的に評価してみました。
 

① 腰と腕の筋肉への負荷低減効果

筋肉の負担を評価する方法として、表面筋電位計測という手法があります。筋肉を動かす際に流れる微弱な電流を読み取ることで、どの程度筋肉が働いたかを評価します。
「MODEL Y+kote」(腰アシスト機能はMODEL Y単独と同じ)を装着していない状態、装着した状態で12kgの箱を持ち上げた筋電位を計測しました。装着したときには装着しないときよりも「腰部の筋肉負担は約2割減」、「腕の筋肉負担は約6割減」という結果となりました。
①腰と腕の筋肉への負荷低減効果

(引用元:https://atoun.co.jp/releases/suzuyo2/)

②全身の疲労低減効果

人の疲労度を表す手法として、疲労感 VAS(※ 1参照)という手法があります。
MODEL Y+kote」(腰アシスト機能は MODEL Y単独と同じ)を装着した状態としていない状態で 30分の作業を行い、直後の疲労感 VASを計測しました。 3人に実施してもらった結果、 3人とも装着したときには装着していないときよりも「疲労度が約 6割減」となりました。
 
疲労低減効果

(引用元: https://atoun.co.jp/releases/suzuyo2/)
 
1╱ VASとは…視覚アナログ尺度、もしくは視覚的評価スケール(Visual Analogue Scale)。被験者が感じる痛み、疲労の度合いのような直接測定できない主観的な特徴を表す手法。0cmが「疲れを全く感じていないor何の痛みもない」状態、10cmが「何もできないほど疲れ切ったor経験したことのない痛み」状態とした10cmの水平な直線状に被験者が思う場所に印をつけて被験者が感じる疲労度や痛みを確認する。
 

アシストスーツがもたらす4つの劇的な経営効果

 

①身体の不調や辛さによる配置転換・離職の抑制

身体への負荷が高い作業現場では、作業者の身体に不調が起こることがままあります。作業者自身が継続したくても配置転換や離職が起きた場合、作業者にとっても企業にとっても望ましいことではありません。
アシストスーツを導入することで身体への負荷が低減されると、身体の不調が発生しにくくなり、配置転換や離職の抑制が期待できます。
また、身体に不調をきたさなくとも、現場作業が体力的に辛い場合、早期に作業員が離職してしまうリスクがあります。このような場合、時給を引き上げて作業員を引き止めるケース見受けられますが、その費用は年に数10万円単位と思われます。
しかし、作業者の立場に立って腰用アシストスーツを導入すれば、同じ作業内容のまま身体負担を減らすことができ、早期離職を抑制する経営効果が期待できます。
 

②新人採用・教育のコストの抑制

離職・配置転換によって新たに新人を採用する場合、採用・教育にかかわるコストがふくらみます。具体的には、以下の3つです。

  • 求人広告や採用に関わるコスト
  • 戦力になるまでの教育コスト
  • 現場指導者の作業効率の低下

採用にかかるコストは資料(文末※2・3参照)によると、新卒採用が約72万円、中途採用が110~592万円(事業規模・業種・募集媒体により大きく異なります)、パート・アルバイト採用が約5万円とされています。
また、新人を現場に配置した場合は教育期間や研修期間に作業効率が下がります。加えて新人だけでなく、指導者の作業効率が低下することも考慮しなければなりません。現場作業をボトルネックにしないよう派遣社員や別現場の従業員に応援を頼む方法もありますが、派遣社員で対応した場合には、追加の費用がかかります。また、別現場から応援を呼んだとしても、もといた現場に非常に負担がかかります。
しかし、そもそも配置転換や離職がなければ、これらの費用や負担はまったく発生しません
 

③シニア層や女性の活躍を促進

地方の現場では、これまで働き手とされていた若い男性が減ってきている現状があります。身体的負荷を低減させることで、若い男性以外には難しかった作業においても、女性やシニア層の活躍が期待できます。
退職願
教育コスト

ATOUN MODEL Yシリーズについて

 
ATOUN MODEL Yシリーズは、動作の要となる腰を中心にサポートする電動アシストスーツです。腰のみをアシストする「 ATOUN MODEL Y」と腰と腕をサポートする「 ATOUN MODEL Ykote」の 2機種があります。
 
ATOUN MODEL Y」は、腰の動きをセンサーがとらえ、パワフルなモーターの力で重量物を持ったときにかかる腰部の負担を低減します。左右のモーターが個別に制御されているため、斜め取りなどのアシスト時に、より自然なサポートを実現しています。また、持ち上げ、持ち降ろし動作を判別するだけでなく、装着者が歩行を始めると左右のアシスト力が自動で OFFになり、歩行を邪魔しない「歩行モード」も搭載しています。
 
ATOUN MODEL Y kote」は、腰部のモーターに加えて、手首からワイヤーを巻き取るモーターが追加されています。荷物の上げ降ろし作業などを腰と腕の両⾯からサポートします。
腕アシストは荷物を持ち上げたままの状態をアシストすることもでき、腕の負担を大幅に低減します。指先センサーの感度調整がコントローラーで行なえ、硬い荷物と柔らかい荷物のどちらにも対応が可能。持ち上げ・持ち降ろし・引き出し・保持移動といった作業で腕をサポートします。
また、腰アシストと腕アシストのセンサーは別物となっているため、作業に合わせて腕アシスト機能だけ、もしくは腰アシスト機能だけを使用することもできます。
ATOUN MODEL Yシリーズ

ATOUNの実績と改善事例

 
ATOUN MODEL Yシリーズは、すでに多様な現場で採用され、多くの実績を積み重ねています。最後に、ATOUN MODEL Yシリーズの導入よって得られた改善事例を2つご紹介します。
 

事例1╱住友林業クレスト株式会社 静岡工場

住友林業クレスト株式会社静岡工場では、台車に積まれた完成品をパレットに移し替える作業をフォークリフトと手作業で行っています。作業者の技能と熟練が求められる作業ですが身体への負担は相当大きく、過去には腰や脚を傷めて仕事を継続できないケースがありました。同社では導入効果を実感されて、他工場への水平展開も検討されています。
 

ATOUN MODEL Y」導入後のボイス

導入前は翌朝 の出社時に腰のだるさを感じることがありましたが、それもほぼ無くなりました。比較のために装着なしで作業をしてみたのですが、やはり必要なスーツ。長く継続使用してこそ効果が実感できると思います
 
正しく操作すれば、自分の動きに同調してくれる感覚があります。アシスト感が自然ですので、作業中の効果よりもむしろ帰宅後の疲労感に違いを感じます
 

事例2╱栗田工業株式会社 豊浦事業所

栗田工業株式会社豊浦事業所は山口県豊浦町にあります。下関と長門に挟まれているため、市街地への人口流出と高齢化が急速に進んでいる地域です。同事業所も例外ではなく、人手不足が深刻化しており、対策として複数のアシストスーツの比較検討を行い、ATOUN製品を採用されました。安心・安全な作業環境によって人員確保につなげ、持続可能な職場づくりに熱心に取り組んでおられます。
 

ATOUN MODEL Y+kote」導入後のボイス

若い頃は感じなかった腰の痛みや 疲労感に悩まされていたのですが、 『ATOUN MODEL Y』を使い始めて約1カ 月後に、その悩みが解消されている ことに気づきました。制御も感じないくらい自然で、装着も30秒くらい。もう 無くてはならないツールです
 
“作業環境を改善し、安全・安心に配慮した企業姿勢を社会に示すことは、とても大切です。 『ATOUN MODEL Y』を初期導入し、さらに『kote』の追加導入は、ハローワークなど当該機関へのアピールにもなっています”

資料╱導入効果の詳細を経営コストから見る

 
2╱一人当たりの採用コストは? 平均相場を徹底解説! 
 https://en-gage.net/content/cost-per-person
 
3╱採用コストの平均は? 新卒・中途の一人当たりの金額と削減方法を紹介
https://www.r-agent.com/business/knowhow/article/5539/

ATOUN MODEL Yシリーズで現場改善をはじめてみませんか?

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